※ワークショップ 1 の部屋が変更になります。
「6F 鳳凰の間」 → 「3F 錦城閣 紅梅・水仙・桜の間」
PDFダウンロード
※詳細なプログラムは以下のPDFファイルをご覧ください。
プログラム内容
講演
【基調講演】2024年7月26日(金)13:10~14:20
「実践!SDH診療―糖尿病を例に」
近藤 尚己 先生
(京都大学 京都大学大学院 医学研究科社会健康医学系専攻 国際保健学講座社会疫学分野 主任教授)
コロナ禍以前にも課題としてありましたが、糖尿病の悪化の要因として、その生活背景や経済状況が影響を与えていることが示唆されています。コロナ禍を経て、さらに一部の人たちは経済的に苦しくなり糖尿病の診療を与えています。SDHの観点から糖尿病について、そしてアドボカシー活動も含めて講演いただきます。
【特別講演】2024年7月27日(土)10:30~12:00
「糖尿病食事療法 Up To Date - 皆様の健康と幸せを願って - 」
福井 道明 先生
(京都府立医科大学 内分泌・代謝内科学教授)
コロナ禍で学習の機会が減っていました。食事療法を新たに見直したいとの気持ちを持ち今回の講演を企画しました。食事療法について、現在の最新知見を含めてご講演いただく予定です。また実践に役立つ食事療法の工夫もお話いただきます。
【ワークショップ】2024年7月27日(土)9:00~10:20
”糖尿病医療学の勧め’ ー糖尿病患者ではなく 糖尿病をもつひととして付き合っていこうー
医学と医療の違いは何か/医療学には SDHの視点が根底にあること、民医連医療でいうところの ”眼と構え”に通じることを学ぶ/普遍性を導き出すことが学問的な意義につながることを知る
糖尿病治療の特殊性は 治療薬の選択や療養指導にはとどまらず、糖尿病を持つ人(患者さん)やケアするひとたちが 糖尿病をどのように捉え、折り合いの付け具合・向き合い方によって治療結果が大きく左右される点だろう。 糖尿病医療学とは糖尿病をもつ人の医学的データのみならず、そのひと、そのひとをケアする人、取り巻く環境や社会、心と行動にも焦点をあてながら 糖尿病臨床医療を学び、そこから普遍性を見出すことを主題とした学問である。 民医連医療における”目とかまえ”ーSDHの視点から患者さんを生活者としてみることに慣れている者にとっては一見 当たり前に感じることかもしれないが、医学と医療をいま一度整理して考えてみたい。糖尿病医療学の視点は民医連医療に携わる者にとっての理論的土台になりうるものであり、職員のモチベーションのみならず、医療レベルの向上、地域医療実践における職員教育にも繋げていただければ幸いです。当日は我が国においてエンパワーメント、QOLを提唱された、臨床心理に基づく糖尿病治療の第一人者である奈良県立医科大 石井均先生のレクチャーを予定しています。
どうしてますか?足チェック
フットケアの基本を確認。事例を通して足のアセスメントを学習する
フットケアでどんなことに悩んでいるか持ち寄り意見交換。糖尿病のある患者さんの足の見方、ポイントや必要な処置、患者指導を学ぶ。事例からこの患者さんの問題点は何か?どんなケア、指導が必要か?グループでディスカッションしてもらい知識を深める。また、胼胝・鶏眼処置をモデルを使って実践する。軟膏塗布、コーンカッター、グラインダーの使い方のミニレクチャーも計画中。
やってみようカーボカウント
食事の炭水化物量の見積もりと、インスリンの単位決定方法を習得する。
カーボカウントって聞いたことはあるけどやったことはない・・たまに1型糖尿病の患者さんが入院するけど患者さんお任せにしちゃってる・・そんなふうに苦手意識のある方、一度学べば自信をもって対応できるようになります!実はそんなに難しくはないのです。食事の炭水化物量の見積もり方、インスリン単位の決定の仕方、ワークショップを通じて一緒に学びましょう!
血糖値の移乗を有する妊娠管理について~診断および特別な管理方法を学習する~
具体的な目標血糖値と治療法を学習する
糖尿病合併妊娠・overtDM・妊娠糖尿病など糖代謝異常を持つ妊婦の血糖管理については、産科ガイドラインにて特別な目標値が設定されている。普段の診療現場で目指している血糖値より遥かに厳しい目標値が設定されているが、それば妊婦の健康と安全な出産、そして健康な児の出生に質するためである。妊娠中は身体も精神面も普段とは異なる状況におかれており、食事療法など様々な治療法を検討するのはもちろん、妊婦のメンタルケアなど多岐にわたってのサポートが必要である。
温故知新 糖尿病教室~魅力ある糖尿病教室を目指して
主催者の満足で終わらない、魅力ある糖尿病教室を目指す
疾患を理解し実践してもらうためにわかりやすい教室、取り組みを試みている。
しかし、実際には参加人数が思うように集まらなかったり、患者さんの固定化、テーマのマンネリ化もある。
コロナ禍で取り組みに変化があったか?開催時間、内容、評価等どうしているのか?
他院所の取り組み、工夫からよりよい教室ができないか。主催者の満足で終わらない、魅力ある糖尿病教室を目指す。